未経験者がフリーのITエンジニアとして働き成功する裏技集

フリーランスのソフトウェアエンジニアとして受注できない、不安定だという否定的な意見を聞き、参考になればと思って実体験を書きました。

エージェント会社の活用による裏技

エージェントが企業にエンジニアを紹介し合意できたら、エンジニアはエージェントと準委託契約を交わして、企業に常駐して働きます。そして、毎月決まった金額が振り込まれます。エージェントと契約が続く限り、実質会社員と同じです。

有難いことに、業界未経験者でも受注できます。その理由は、エージェントのブランド力を後ろ盾にした担当者のトーク力でしょうね。傍で話を聞いているとそう感じます。一流企業を相手に、エンジニアでは思いつかないようなインパクトのある伝え方を随所に入れてきます。暗闇に太陽光で照らすようなパワフルさです。エージェント活用は、最も確実性が高く無難な選択でしょう。

これ以外に感じているエージェント活用のメリットです。

エージェントが発注元に妥当な単価で交渉

これが一番有難いかもしれません。仕事が欲しいばかりに、つい安値で受けがちですが、エージェントの代行により妥当な金額で受けられます。しかも、個人では到底言えないような単価で受け取れるのです。

継続受注が可能

エージェントのネームバリューと担当者に力にって、仕事が途切れることがないですね。同じ常駐先でも続きますし、別のところを希望すれば直ぐにやってきます。一カ月休んでから請け負うといった融通もかないます。

1年後にはエージェント抜きで契約可能

長期案件の場合、契約更新を繰り返します。続くと、通常、常駐先から直接契約の申し出が内々にあるものです。提示されるのは、正社員・契約社員・準委任契約の何れかになります。ここでエージェントに対して義理を立てて断る必要はありません。エージェントはノーマルな行為と心得ており、発注元と縁を重視しているためです。

複数のエージェントに無料登録が可能

エージェント会社は山のようにあります。それぞれ得意不得意があって、紹介できる会社の特徴も異なるのです。エージェントの所在地に堅苦しい会社が並んでいれば、大きな案件に携わる事になります。若者が多い街にあれば、常駐先は私服になるでしょう。逆相見積もりは、絶対とるべきです。

メリットが多くこのままエージェント活用で働き続けるのもありですが、一部の人はその向こうを目指しています。常駐しているフリーの人は、人脈形成に力を入れている人もいます。相手は誰でもOKではありません。継続した仕事に繋がる人脈です。それが、大手エージェントを利用すると、大手の人脈と繋がる機会が生まれます。自然と継続案件になります。個人で営業を掛けても、会えるのはたかが知れています。

クラウドソーシングの活用

在宅で隙間時間を利用しても仕事ができ、案件が豊富でとても良いですが、単発が多く継続案件は多くはないようです。しかし、単発が多くても、受けたほうがいいです。表に出てこないだけと思えるからです。

一度契約が成立すると、通常ChatWorkのようなコミュニケーションツールを利用して、直接やり取りして進めます。想像ですが、このツールを介してやり取りが行われるため、2回目からは仲介手数料が発生しない直接契約をするでしょう。また、2回目からはDMが送られてきます。そこで受注できます。そのため、単発案件が多くなるのです。

では、継続に至る初受注なのですが、普通に使っていると難しいです。

初受注する方法

未経験の場合、契約がさらに遠のくため、是が非でも受注して実績を積まなければなりません。これを裏技で何とかします。

受注はプロフィールと提案文で決まります。プロフィールは経歴やポートフォリオの充実が可能ですが、肝心な契約した人の提案文は見ることはできません。これだと、努力の余地はなさそうです。ところが、これを見る方法があります。それは、受注したい案件に似たものを発注するだけです。次からは、それを真似た提案文で提出できます。

この方法は、倫理的な課題を抱えていますが、受注できなくて困っているのであるならば、許されてしかるべきではないでしょうか。ちなみに私はした事がなく、とあるインフルエンサーが伝えていました。

嘘をついてまで提案文を手に入れたくない場合

提案分のフォーマットがあります。難しいことはなく、業務で、初めての相手とやり取りするのと同じ要領です。

  1. 挨拶
  2. 自己紹介
  3. 提案理由とその内容
  4. 付加価値(要求以上のもの)の提案
  5. 締めくくりの挨拶

定型文の羅列ではなく、相手に刺さらないと読まれません。相手の悩みを理解して「こんな様に助けられます」と寄り添う内容や「こんなものを作りました。どうでしょう」と自信が伝わるような内容が好まれます。

フリーランサーにとって、クラウドソーシングは第一歩

全てではないですが、例え未経験者が相手だとしても、単価が低いように感じられます。経験値獲得と人脈形成の一手段として考えたいです。

求人情報の活用

社員募集を掛けている企業に求人掲載が終わった後に、直接連絡する方法です。連絡を入れる先は、支払いが発生する媒体で募集を掛けていたところです。金を掛けているということは、優秀な人材の募集です。

悲しいことに、昨今では募集してもなかなか集まりません。肩を落としているところに「一度お伺いさせて頂けませんか」と連絡を入れます。集まっていなかったら、余程のことがない限り予定が組まれます。競争率が下がる分、受注確率は上がります。

この営業方法はマイナーな方法ですが、15年以上前に出版されていた書籍に書かれていたもので、私自身、この方法を目の当たりしています。

誰かが法人化して受注

フリーな人は、法人化を目指す傾向にあります。というのは、個人では請け辛いからです。発注側からすると、個人では不都合があります。

  • 個人情報の保護体制が不十分
  • 責任の範囲が不十分
  • 会社規定で稟議が下りない
  • 信用・実績がない

そのため、法人を設立します。しかし、代表は自分自身でなくてもいいのです。複数人のフリーランサーを集めて、その中から代表を選びます。そして、会社の役員として参加するか、外注業者として請け負います。これが今まで見てきたフリーランサーの働き方で、最も多いものでした。

ここに至るまでの人脈作りは、全て法人化の足がかりなのです。

ちなみに、今ではSNSで人脈作りができます。良い時代になりました。

働き始めてからの最低限の礼儀作法

これは私が意識している礼儀作法です。社員として働いた時も、フリーな時期もどちらもこうしていました。もし、しないで相手が穏やかだったら、その人はかなり寛容な人です。

即レス
半日放置はイエローカードで、1日放置はレッドです。1時間もレスを返さないと怒って電話がかかってくることもありました。
納期厳守
納期を相談なく破ったら、受注者が思っている以上に両者の関係にヒビが入ります。レッドカードです。
要求の1.2倍で返す
競合は常に存在します。お得感がなければ、彼らはいつでも他に移れるのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました